TECH STARTUP SUMMIT<開催レポート>

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TECH STARTUP SUMMIT 開催レポート
2015.10.28 @ 秋葉原UDX

技術力を活かし新たなビジネスを展開しようとする技術系スタートアップ企業にフォーカスをあてた「TECH STARTUP SUMMIT」(TEP主催)が、2015年10月28日、秋葉原UDXにて開催されました。2015年9月、シリーズAで18億の資金調達をした株式会社アクセルスペースの中村友哉社長のご講演や、日本のベンチャーキャピタルとして技術系スタートアップ企業支援に力を入れているグローバル・ブレイン株式会社、株式会社ユーグレナインベストメントにご共催いただき、慶應義塾大学大学院研究科(KBS)の岩本隆教授をモデレーターに、「日本のディープテック・スタートアップを世界へ」のタイトルでパネルディスカッションを行いました。

当日の様子はメディアパートナーである「Forbes Japan」でも紹介されています。
詳しくはこちらをご覧ください。
・「Forbes Japan」成長するスタートアップの条件とは?

「技術系スタートアップの成長と支援」TEP代表理事 國土晋吾

今年の11月で設立6年を迎えるTEPのこれまでの実績と、そこから見えてきた技術系スタートアップの成長に必要なことをTEP代表理事 國土晋吾よりご説明しました。そのプレゼン内容を一部ご紹介いたします。

■TEPの特徴
・支援対象は、技術をコアコンピタンスとする技術系スタートアップ
・エンジェルによるハンズオン支援を核として、技術系スタートアップに必要なエコシステム全体を構築し、総合的な支援を実現
・ エンジェルは100%が経営経験者、うち約半数が起業経験者

■具体的な支援事例
産業技術総合研究所の技術移転ベンチャー「NSマテリアルズ」
・LED 光源用ナノ蛍光体の開発等、環境分野のナノ粒子材料開発を行っている
・2010年の相談会を機にTEPエンジェルと共に約半年かけてビジネスモデルを大転換
・その後、事業計画、資金調達、海外パートナー、販路開拓など徹底支援
・2015年7月、大規模工場建設の着工、TEPコーポレート会員と関係強化を発表

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「これまでの歩みと展望」株式会社アクセルスペース代表取締役 中村友哉

2015年9月にシリーズAで18億円の大型資金調達を行い、スタートアップ業界で一躍注目を集めたアクセルスペース。超小型宇宙衛星の開発と運用を行っている同社も、TEPが設立当初からエンジェルを中心とした支援を行ってきた会社です。今回は、設立から7年を迎え、初の大型資金調達を実施した同社が、どのような軌跡を経て企業として成長してきたのかご紹介いただきました。

同社の支援ストーリーはこちらをご覧ください。

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「日本のディープテック・スタートアップを世界へ」パネルディスカッション

海外の事例を見てもわかるように、本来、スタートアップは新しい産業を創るための効果的・効率的なツールであるにも関わらず日本では十分に機能していない現状があります。産業構造の変革が急務となっている現在の日本で、これからこそスタートアップを新産業創造のツールとして活用すべきですが、アメリカはもちろん、中国、インド、イスラエルなどの盛り上がりを見ると、スピード感、起業文化の醸成という点では、日本はいまだはるか後手にあります。では日本が活かせる強みは何なのか、そのためのヒントを、本パネルディスカッションで探るべく、お話いただきました。

モデレーター:岩本隆(慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)特任教授)
パネラー: 中村友哉(株式会社アクセルスペース 代表取締役 )
青木英剛(グローバル・ブレイン株式会社 ベンチャーパートナー)
永田暁彦(株式会社ユーグレナインベストメント 代表取締役社長)
村井勝(TEP最高顧問)
國土晋吾(TEP代表理事)

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トークテーマ(1)
ディープテック・スタートアップの起業・投資状況
 └ディープデックスタートアップの国内の起業状況
 └グローバルな投資環境との比較
 └シード、アーリー期の成長に必要なこと

トークテーマ(2)
日本のディープテック・スタートアップの展望
 └VCから見た、日本のディープテック・スタートアップの可能性
 └ディープテック・スタートアップの成長に必要なことは

「ディープテック・スタートアップ」とはなにか

ここ数年スタートアップ業界はベンチャー投資が活発となっています。総務省による情報通信白書(平成25年度版)によると、ここ数年減少傾向だった国内のベンチャーキャピタルによる投資額も、2010年より回復傾向で、特にシード期のベンチャー投資が盛んです。さらに国内におけるIPO件数も増加傾向となっています。安倍政権も成長戦略にベンチャー企業支援に力を入れています。

なかでもタブレット端末の普及などにより、IT系のスタートアップ企業の成長は著しく、多くのベンチャーキャピタルや事業会社が軒並みIT関連のスタートアップ企業に投資をしてきました。

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一方で、技術を事業のコアコンピタンスとするディープテック・スタートアップは、IT関係のベンチャー企業と比較すると、ビジネスの成長に年単位での月日がかかり、必要な投資金額も膨大となるため投資対効果が悪くリスクが高いと敬遠され、ベンチャーキャピタルなどは積極的な投資を行ってきませんでした。

IT系スタートアップ企業の成長がある程度明確化してきた昨今、グローバル市場で注目され始めているのが、コアとする技術を元に事業を展開する「ディープテック・スタートアップ(deep-tech startup)」です。

日本は以前から「ものづくり」の技術力を世界に認められてきました。戦後に登場した多くの自動車、および家電メーカーなどがグローバル市場で今も確固たるブランドを維持しています。TEPでつながりを持っているグロバールネットワークの21都市26名のメンバーからも、日本のスタートアップ企業の「技術力」に期待が集まっています。

「技術」は世界共通の価値になりやすく、また市場規模が大きいことが多いため、ITやスマホ向けサービスよりもスタート時点からグローバル市場を対象とすることが多くなります。とはいえ、まだまだ国内においてグローバルに活躍するディープテック・スタートアップの事例は少なく、それを支えるエコシステムもようやく形作られ動き始めたばかりの段階です。

今回の「TECH STRTUP SUMMIT」を通じて、日本の技術系ベンチャー企業の成長について様々な知見から考えるきっかけを作ることができたのではないかと思います。今後も、TEPでは日本の技術系ベンチャー企業を支えるエコシステムをより良い形へ構築すべく、活動して参ります。

[開催レポート終了]

TECH STARTUP SUMMIT概要

日本の技術力を活かし、それを事業のコアコンピタンスとする技術系スタートアップに フォーカスをあて、ベンチャー企業、エンジェル投資家、ベンチャーキャピタルのそれぞれ の視点から、日本の技術系スタートアップが抱える課題や強み、将来展望について意見を 交わします!

技術系スタートアップの例として、TEPエンジェル投資家が初期から支援を続け、 先日、日本では稀なシリーズAで18億円という大型資金調達を達成したアクセルスペース社や、 同社のリードインベスターであるグローバルブレインさん等を迎えます。 技術系スタートアップがこれまでどのような道を歩んできたのかを知れる、貴重な機会を お見逃しなく!

>>チラシPDFはこちら

日時:2015年10月28日(水)13時-
会場:秋葉原UDX南ウィング 6F カンファレンスルームABC (東京都千代田区外神田4-14-1) >>アクセス

プログラム

12:30     受付開始
13:00-13:05  TECH STARTUP SUMMITについて
13:05-13:15 【講演】技術系スタートアップの成長と支援 國土晋吾(TEP代表理事)

13:15-13:45 【特別講演】これまでの歩みと展望 中村友哉(株式会社アクセルスペース代表取締役)
1979年、三重県生まれ。東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻博士課程修了。在学中、超小型衛星の開発に携わり、2008年にアクセルスペースを設立。同社は、TEPも設立当初から支援を続ける超小型衛星開発のスタートアップで、2015年9月、日本では稀なシリーズAで18億円という大型資金調達を達成。

13:45-15:15  【パネルディスカッション】日本のディープティック・スタートアップを世界へ
モデレーター:岩本隆(慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)特任教授)
パネラー: 中村友哉(株式会社アクセルスペース 代表取締役 )
青木英剛(グローバルブレイン株式会社 ベンチャーパートナー)
永田暁彦(株式会社ユーグレナインベストメント 代表取締役社長)
村井勝(TEP最高顧問)
國土晋吾(TEP代表理事)

15:15-16:30 懇親会

参加費:無 料
定員:150名(定員に達し次第締め切り)
申し込み方法
お申込は、チケット販売サイトPeatix(http://techstartup.peatix.com/)から、又は、

メールにて ①氏名、②ご所属、③肩書、を明記し「TECH STARTUP SUMMIT参加申込」 のタイトルで、 こちらまでお送りください。

主催:

共催:

後援:

協力:

メディアパートナー:

お問い合わせ先:TEP事務局

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