KOIL STARTUP PROGRAM 2025


参加申込受付中

街での実証で事業を磨く!三井不動産×柏市共催のアクセラレータープログラム

「KOIL STARTUP PROGRAM 2025」参加企業募集スタート

柏の葉スマートシティを進化・深化させる共創6テーマで事業化を目指す
脱炭素・エネルギー、防災、移動・交通、ライフサイエンス、ヘルスケア、スポーツ・エンタメ

2025年4月21日(月)~5月26日(月)の期間で、スタートアップ事業成長プログラム「KOIL STARTUP PROGRAM 2025」の参加企業を募集します。応募後、選考を通過したスタートアップには、KOILパークの1年間無料利用、さらにビジネスプラン作成からマーケット開拓や資金調達について学ぶことができる集中セミナーや3ヵ月にわたる専任メンターによるメンタリングを無料提供します。

4期目のプログラムとなる今年は、“街で試しやすく、実証・検証に落とせる事業”をベースとしたスタートアップを中心に募集しています。地域の暮らしや社会課題と密接に関わり、柏の葉スマートシティの実証フィールドを十分に活用でき、さらに、柏の葉スマートシティを進化、深化させる下記6つを重点テーマとして位置付け、イノベーションや事業創出を後押しします。

1. 脱炭素・エネルギー 2. 防災 3. 移動・交通 4. ライフサイエンス 5. ヘルスケア・健康 6. スポーツ・エンタメ
※上記テーマに限らず、募集は受け付けています。

■共催:三井不動産株式会社、柏市
■企画運営:一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)

本プログラムのポイント

● 三井不動産×柏市が、柏の葉スマートシティを舞台に実証を通じて事業を磨くシード期/アーリー期のスタートアップを募集
● 選考通過企業には専任メンターが伴走し、新規営業開拓や資金調達を徹底支援
● 街全体を活用した実証フィールドを提供し、実践的な技術、オペレーション、マーケティング、事業検証の場を提供
● 「街で試しやすく、実証・検証に落とせる事業」をベースに重点テーマを策定。より事業化を意識したプログラムに進化

■「KOIL STARTUP PROGRAM 2025」プログラムの特徴

KOIL STARTUP PROGRAM 2025 では、“街で試しやすく、実証・検証に落とせる事業”をベースとしたスタートアップを中心に募集しています。今回は、地域の暮らしや社会課題と密接に関わり、柏の葉スマートシティの実証フィールドを十分に活用でき、さらに柏の葉スマートシティを進化、深化させるプロダクト・サービスである6つを重点テーマとして位置付け、イノベーションや事業創出を後押しします。

本プログラムでは、集中セミナーを通してビジネスプラン作成からマーケット開拓や資金調達について学ぶことができるほか、3 ヶ月にわたる専任メンターによるメンタリングを通し、事業を徹底して作り込む機会を得ることができます。

プログラム運営は、スタートアップ支援で15年以上の実績を誇る一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ(TEP)が担当。経験豊富なメンターによる効果的な支援を受けるための重要な機会となります。また、参加企業には、「KOIL」のコワーキングスペースを1年間無料で提供。柏の葉スマートシティ全体を活用した実証フィールドにより、リアルな市場環境での事業検証とブラッシュアップが可能です。

このプログラムを通じて、スタートアップが提案するソリューションが実際の街の課題解決に役立っていき、地域社会がその恩恵を享受できるような未来を共に創り上げていきます。

■事前説明会の開催

今年度より新たに「事前説明会」を開催いたします。本説明会では、KOIL STARTUP PROGRAM 2025の概要はもちろん、柏の葉スマートシティでの実証プロジェクトの具体的な内容、過去の採択企業の成功事例、選考時の重要ポイントを詳しく知ることが可能です。また、応募書類の作成やビジネスプランのブラッシュアップに役立つ情報もお伝えします。

<事前説明会 開催日時> 2025 年5月8日(木)17:00〜18:00(オンライン開催・Zoom)

運営メンバーの声

三井不動産株式会社 柏の葉街づくり推進部
オープンイノベーション推進/スタートアップ活性化担当 光村 圭一郎

柏の葉スマートシティは、皆さんの事業や技術、アイデアを「試せる街」です。街に広がるさまざまなインフラや場、コミュニティ、人的ネットワークなどをフル活用し、皆さんの実証を、そしてその先の社会実装、拡大・発展をサポートします。4 期目を迎える KOIL STARTUP PROGRAM を通じ、柏の葉のどんな「次の未来」が描けるか。皆さんの挑戦をとても楽しみにしています。同時に、僕
たちが皆さんにとって最高のパートナーになれるよう頑張ります!

一般社団法人TXアントレプレナーパートナーズ 副代表理事 尾﨑 典明
KOIL STARTUP PROGRAM は、これまで数々の研究開発型スタートアップを導いてきた経験と、多様なバックグラウンドを有する歴戦の TEP メンター陣が、惜しげもなくそのノウハウと情熱を注ぎ込んだ実践的なプログラムです。熱苦しいくらいに親身に、約4か月にわたってみなさんをサポート、
それぞれの事業計画を強くしていきます。あなたのチャレンジをお待ちしています。

■「KOIL STARTUP PROGRAM 2025」プログラム内容

本プログラムにご応募いただき選考を通過した企業3社に対し、以下の内容を無償で提供いたします。

(1) KOILのコワーキングスペース1年間無料利用
期間:2025年6月~2026年6月末
人数:選考通過企業に対して各社3名まで(※人数追加の場合は別途有料で対応可)
KOIL「使い放題プラン」(毎日9:00~23:00)の適用

(2) TEPビジネスプラン作成セミナーの受講
期間:2025年6月28日(土)、29日(日)、7月12日(土)、19日(土)の4日間
本セミナーはTEPが主催するもので、本プログラム選考企業以外の参加者も加わります。全日程参加必須となります。
詳細はTEPウェブサイトをご覧ください。(https://www.tepweb.jp/event/2025-bp/

(3) 専任メンターによる個別メンタリング
期間:2025年7月20日(日)~10月31日(金)
(2)のセミナーで作成したビジネスプランの骨子や、その後の事業推進に関する多角的なメンタリングを1 on 1 で実施します。

(4) 柏の葉スマートシティにおける実証プロジェクト相談
「イノベーションフィールド柏の葉」や「KOIL MOBILITY FIELD」を活用した各企業の実証プロジェクトのご相談に応じます。

(5) 柏の葉に集まるスタートアップコミュニティとの交流機会
本プログラムのアルムナイや、柏市を拠点に活躍するスタートアップ企業など様々なスタートアップとの交流の場に参加できます。

(6) 法務・資本政策特別講座
開催日:2025年9月頃 中間報告会後
「スタートアップ契約書の注意点」「資本政策・資金調達のポイント」など専門家がレクチャー

ビジネスプラン作成セミナー講義
メンタリング
最終DEMO DAY

【重点テーマ】
本プログラムでは、以下の領域を重点テーマとして注力しています。
(1) 脱炭素・エネルギー
(2) 防災
(3) 移動・交通
(4) ライフサイエンス
(5) ヘルスケア・健康
(6) スポーツ・エンタメ
※上記テーマに限らず、募集は受け付けています。

【応募資格】
1.技術活用した事業を推進するスタートアップ(基本的には法人。法人登記予定のある個人を含む)で、シード/アーリー期にある企業。
2.プログラムの全工程に参加できること。(※必須:現時点で日程が確定している6/28, 29, 7/12, 19のTEPビジネスプラン作成セミナー、9月実施の中間報告会、および10月末開催予定の最終DEMO DAY)

※上記に該当すれば、事業分野は問いません。法人登記前の場合は、その旨応募時にご記載ください。
※シード/アーリー期とは、概ねVC出資前~資本金1億円以下、従業員数50名以下程度を想定しています。
(但し、事業内容によってはその限りではなく、最終判断は選考によります。)

【選考基準】
検討されているビジネスの市場性、競争優位性、実現性、三井不動産との親和性、プログラム参加に対する姿勢などを総合的に判断し決定します。

【応募方法】
下記サイトから お申込みください。なお、事業説明資料の提出が必須となります(最大20ページ)

 

【応募締切】2025年5月26日(月)必着 

※事務局側の受領時間で判断いたしますので、余裕をもってお申し込みください。

【プログラムのスケジュール】

2025年4月21日(月)~5月26日(月) :応募受付
2025年5月8日(木)17:00~18:00:事前説明会@オンライン
2025年5月27日(火)~6月6日(金):書類選考・オンライン面談
2025年6月11日(水):採択企業決定・発表
2025年6月28日(土)、29(日)、7月12日(土)、19日(土):プログラム期間「TEPビジネスプラン作成セミナー」
2025年7月20日(日)~10月31日(金):プログラム期間「個別メンタリング」
2025年9月上旬:中間報告会、スタートアップ特別講座
2025年10月末:最終DEMO DAY
~2026年6月末:プログラム後もKOILパークの無料利用可
※スケジュールは予期なく変更される場合がございます / ※中間報告会・最終DEMO DAYの日程は採択企業のスケジュールに可能な限り合わせて調整予定です。
■共催・柏市からのメッセージ

令和5年度からはKOIL STARTUP PROGRAMを共催しています。令和6年度には同プログラム終了企業が「事業化応援補助金(最大500万円)」の採択を受け、事業加速に向けた制度面の支援を行った実績もあり、公・民の間のシームレスなサポートを実現しています。

■昨年開催「KOIL STARTUP PROGRAM 2024」 参加企業の声・実績

【主な実績:事業ストーリーの明確化と資金調達の機会創出】
小型ロボットアームとオープンソースソフトを組み合わせた工程自働化の提案をメインに生産性向上支援を行う
株式会社GRIPS 代表取締役 森田康 氏https://grips.co.jp/
プログラム参加後、PMF に向けてお客様に対して構想を伝える機会が増えました。「自分たちはこういったものを研究・開発していて、事業化しようとしています」と伝えると、興味を持って耳を傾けてくださるお客様が思った以上に多いことに気づきました。できあがってきた事業計画を説明した CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)のうち、2社から継続的に話をする機会をいただきました。また、以前はビジネスコンテストに応募しても書類選考で落ちることが多かったのですが、事業計画の解像度が高まったことで、打率が上がってきたと感じています。スタートアップが陥りがちな債務超過の抜け出し方や、挑戦支援資本強化特別貸付(資本性ローン)の制度、補助金の使い方などについて教えていただいて、財務知識を身につけられたのも成果です。

【主な実績:会社のアイデンティティの明確化と組織体制の強化】
介護施設で利用者が介護以外の付加価値を享受できる環境を構築する
株式会社emome 代表取締役 森山 穂貴 氏https://emome.co.jp/
「emome が何の会社なのか」が定義できたことを、非常に大きな成果だと感じています。アイデンティティが定まったことで、会社として何を大事にすべきかが見えるようになりました。言葉にすると簡単に聞こえるかもしれませんが、大手企業ですら迷走してしまうこともある部分です。そして、自分自身がオフィスにいる時間を半分に減らせたことです。具体的
には、1 日8 時間いたのが4時間になりました。前はオフィスにいないのは申し訳ないことだと感じていたのですが、人に任せて離れることで、自分の立ち位置を 1 メンバーからオーナー寄りに変えることができました。自ら事業会社に営業に行く「トップ営業マン」から、「会社の未来のためにどのリソースを投下すべきかを考える仕事」に変えることができたのが大きな成果だと感じています。

【主な実績:ビジョンの明確化と投資家へのアプローチ強化】
実務で使えるAIシステムの実装と複雑すぎるITシステムのスリム化
Autonomic Intelligence株式会社 代表取締役社長 中島義和 氏
https://sites.google.com/nakajimalab.org/autonomic-intelligence/
KSP は経営の素人である私たちスタートアップにとって必要なものが余すところなく盛り込まれたプログラムだったので、「自分にはその観点がなかったな」「ここが抜けているな」と確認ができました。すべてを理解できたとは言えませんが、自分に足りないものが何であるか、勘所をつかむことができたのは大きな収穫でした。また、(本業が大学の教授なので)私は学会や大学の講義で話すことには慣れていますが、一般の方向けにプレゼンすることには慣れていません。ビジネスで何をどんなふうに話したらいいかわからずに悩んでいましたが、メンターの尾﨑さんにストーリーラインを組み立ててもらい、「このように説明すると伝わりやすい」とアドバイスをもらえたのが、本当にありがたかったです。

note記事:【三井不動産×柏市×TEP】柏の葉スマートシティで未来を変える事業をつくる「KOIL STARTUP PROGRAM」≪前編≫

KOIL STARTUP PROGRAM スタートアップ&メンター対談
【株式会社emome】事業の「当たり前」を磨き上げるメンタリングで、チームまるごと成長できた
【GRIPS】妄想から仮説へ。新事業のストーリーをロジカルに描き出せた4か月間
【Autonomic Intelligence株式会社】事業の本質をわかりやすく伝える。メンタリングで獲得できた「起業家マインド」

■柏の葉スマートシティにおけるスタートアップ支援の取り組みについて

柏の葉キャンパス駅を中心とする柏の葉エリアでは、世界の未来像をつくる街「柏の葉スマートシティ」を目指しています。街づくりは、公・民・学の連携で「環境共生」「健康長寿」「新産業創造」の 3本柱で推進されており、三井不動産は共同運営者として携わっています。

2014 年に「KOIL」の開設を皮切りに、コワーキングスペースやデジタルファブリケーション機器が揃う「KOIL ファクトリー」、コラボレーションを生み出すコミュニティや実証フィールド「イノベーションフィールド柏の葉」、開発途上のロボットやドローンなどのモビリティの開発をサポートするテストサーキット「KOIL MOBILITY FIELD」など、スタートアップが事業成長のためにPoC(Proof of Concept(概念実証))やPoBを実施するために必要な環境を整えてきました。

また、スタートアップの支援プログラムとして、本プログラム「KOIL STARTUP PROGRAM(KSP)」をはじめ、シード期/アーリー期のアジアのテック系スタートアップを対象とした国際的イノベーションアワード「アジア・アントレプレナーシップ・アワード(AEA)」やアーリー期~ミドル期のスタートアップCXO の招待制コミュニティ「Startup CXO Meeting 柏の葉」など、成長加速につながる取り組みを行っています。

・柏の葉スマートシティについて (https://www.kashiwanoha-smartcity.com/
・「イノベーションフィールド柏の葉」について (https://innovation-field-kashiwanoha.jp/
・柏の葉のスタートアップに関する取り組みについて (https://www.koil.jp/
・「Startup CXO Meeting 柏の葉」について (https://note.com/kwh_startups/