J-TECH STARTUP SUMMIT 2021(第6回 J-TECH STARTUP SUMMIT)
2022.2.22(火)オンライン・会場ハイブリッド開催
TEPは、2022年2月22日(火)に「第6回J-TECH STARTUP SUMMIT」を開催しました。
J-TECH STARTUP SUMMITとは、技術をビジネスのコアコンピタンスとした事業でグローバルな成長が期待されるスタートアップを「J-TECH STARTUP 2021」として認定し、認定企業によるプレゼンテーションや各業界のフロントランナーによるパネルディスカッションを行うイベントです。
・未来をつくる技術が集結!「第6回J-TECH STARTUP SUMMIT」パネルディスカッションをレポート
・シリコンバレーでの経験で見えた 違いを理解し、双方をつなぐカルチャーハブの必要性


<J-TECH STARTUP 2021 認定企業>
【シード枠】ベンチャーキャピタル等からの出資前の企業
株式会社AiCAN
登壇者:髙岡昂太 氏(CEO)
事業概要:児童虐待対応支援システム提供
「すべての子どもたちが安全な世界に変える」SDGs16.2に掲げられる児童虐待。児童虐待対応は「不完全不確実な情報しかない中で、迅速・適切に判断することが求められる」難易度の高い仕事です。AiCANは、児童福祉のドメイン知識とデータ解析スキルを持つプロ集団です。現場の課題設定の伴走、業務記録作成アプリの提供、アプリから蓄積したデータのAI解析とユーザーへのフィードバックによる意思決定支援を通じて、ワンストップで業務改善をサポートします。人とデジタルの力を融合することを通じて、子どもの安全に貢献します。
株式会社MinD in a Device
登壇者:加藤真平 氏(代表取締役CEO兼COO)
事業概要:中長期的に人間の意識をデバイス(機械・コンピュータ)に移植することを目指す
意識に関する長年の研究成果に基づき、中長期的に人間の意識をデバイス(機械・コンピュータ)に移植することを目指す大学発スタートアップ企業です。実現に向けた第一歩目として、意識の源であると考える「生成モデル」を進化・深化させ、ヒトの認識機構を模す次世代AI「MinD エンジン」によってAIの真の力を超短期で解放するとともに、多くの産業に眠る知識・知恵の結晶化を目指します。
株式会社Soilook
登壇者:西藤翼 氏(代表取締役)
事業概要:赤外分光技術を用いることで人の目には見えない成分由来の情報(漏洩ガス等)をカメラのように写す
人の目には見えない成分情報の世界を見るカメラシステムの開発を行っています。2020年7月には製品の第一号機となる漏洩ガス検知カメラ(LIR-SGI_001)を作製し、成分情報を2次元で可視化する漏洩ガスの多成分同時判定システムSpectroGI(Spectroscopic Gas Imaging)による計測サービスをしながら研究開発と事業化を進めています。SpectroGIの技術と各企業の専門技術を掛け合わせた新たな装置・サービスの創出を目指した共同研究開発にも積極的に取り組んでいます。
【アーリー枠】 VC等から出資を受け、資本金3億円以下の企業が対象。
株式会社アルガルバイオ
登壇者:木村周 氏(代表取締役社長 CEO)
事業概要:藻類の活用により社会課題などさまざまなソリューションを提供
東京大学での20年以上にわたる藻類研究資産をベースとして2018年3月に設立。企業との共同開発および自社開発の両輪で事業を成長させるビジネスモデルを推進。幅広い用途において藻類で社会貢献ができるよう、多種多様な藻類ライブラリーを保持。更に最適なスクリーニング・育種技術、そして培養技術を技術基盤とし、あらゆる顧客・市場のニーズ・シーズに対するソリューションを提供する「藻類のプラットフォーム」の構築を目指しています。
株式会社エマルションフローテクノロジーズ
登壇者:鈴木裕士 氏(代表取締役社長/CEO)
事業概要:革新的な溶媒抽出技術「エマルションフロー」でレアメタル資源の安定供給を目指す
原子力研究から生まれた革新的な溶媒抽出技術「エマルションフロー」を活用した日本原子力研究開発機構発のスタートアップ企業です。エマルションフローは、低コスト、高効率、かつ高純度にレアメタルを分離抽出できる技術であり、それを用いたレアメタルリサイクルの水平リサイクルの実現により、脱炭素社会の実現に不可欠なレアメタル資源の将来にわたる安定供給を目指しています。
株式会社マテリアルイノベーションつくば
登壇者:古山通久 氏(研究戦略企画部長)
事業概要:独自の複合材料により蓄電デバイスの刷新を目指す
株式会社マテリアルイノベーションつくばは、物質・材料研究機構の研究成果を社会に還元することを目指して2017年に創業した物質・材料研究機構認定ベンチャーです。 独自のグラフェン複合材料の製造・販売、グラフェン複合材料を電極として用いたグラフェンスーパーキャパシタの製造・販売を目指して研究開発を進めています。小型で高エネルギー密度のグラフェンスーパーキャパシタで、蓄電デバイスを刷新します。